トルクリミター

トルクリミター

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トルクリミター(TP)
OCMトルクリミターは、小形・中形の各タイプがあり、それぞれに異なった部品で構成されています。簡単な操作で確実に過負荷より機械を保護する安全装置です。
■特 長
1.確実に機械を保護します。
トルクの伝動は、ハブに装着された摩擦板とセンターメンバーの摩擦により行い、過負荷に対しては、センターメンバーのスリップにより機械を保護します。トルク容量の設定は調節ナット、または、調節ボルトの締め加減により簡単にできます。
2.自動復帰が正確なため保全上の手間がかかりません。
過負荷に対しては、センターメンバーがスリップし、また、過負荷を除くと同時に自動的に回転します。
3.多種・多様のドライブに使用できます。
センターメンバーには、スプロケット・歯車・Vプーリなどを簡単な加工で取付けできます。
4.ハブはスチール製ですから、ネジの損耗がありません。
5.経済的な標準タイプ
品種も小容量から大容量のものまで多種・多様のドライブに使用できる標準タイプを取り揃えていますので、各種の伝動条件にあわせてご使用ください。
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■構 造
トルク容量に応じて構造は次の2種類で、構成部品は各種異なっています。
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■番号の選定法
1.機械の負荷および強度やその他の条件により、これ以上のトルクをかけてはいけないというトルクを設定し、 これをスリップトルクとしてください。このトルクが設定しにくいときは、原動機の定格出力およびトルクリミターを取付ける軸の回転数によりトルクを算定し、その1.5~2.0倍をトルクリミターのスリップトルクとしてください。

2.設定したスリップトルクがトルクリミターの定格トルク容量の最小・最大の範囲にあるトルクリミターを選定してください。

3.選定したトルクリミターの最大穴径が、取付け軸径より大きいことを寸法表で確認してください。各番号に表示されている最大穴径を超える場合は、1サイズ大きい番号のトルクリミターを選定してください。

4.ブシュ幅は、センターメンバーの厚さに最も近いもので、センターメンバーより幅小のトルクリミターをご使用ください。

■トルクの設定
トルクリミターを機械に取付けた後、構造欄の締付け要領に従い、最初はゆるく締付けた状態から順次大きな締付け量へと数回試運転を行い、最も適正な締付け位置を設定してください。なお、締付け量-トルク相関図より調節ナット、調節ボルトの一定締付け量に対するスリップトルクの値を読み取ることができます。この場合は、摩擦面の状態やその他により、一定締付け量に対するトルクは多少変化することがあります。このグラフを一つの目安値として少しゆるめの締付けで試運転を行い、その機械にあった締付け量をみつけるのが最も実際的な方法です。
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■センターメンバーの選定と製作
トルクリミターのセンターメンバーとして、スプロケット・歯車・Vプーリなどをはさみ込むことができます。
これらのセンターメンバーを製作される場合は、次の項目にご注意ください。

1.トルクリミターのハブ外径(FD)により、センターメンバーの有効最小径を確認してください。

2.センターメンバーの摩擦面(両面)外径は、最小限使用されるトルクリミターのハブ外径(FD)とし、その表面アラサは6Sに仕上げてください。

3.センターメンバーの穴径は、下表の寸法・公差とし表面アラサは6Sに仕上げてください。

4.センターメンバーにスプロケットを使用しチェーンを伝動する場合には、下表を参照してください。

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